Anifaアニファ・オーストラリアニュース
(by ハイランド真理子)


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<Anifaアニファ 2006年9月号>

あなたは猫派?

どこの国でも猫大好きの猫派とやっぱり犬でなければダメという犬派に分かれるがオーストラリアでもその例にもれない。猫派は、やっぱりあのインでペンデントな性格が好きだといい、犬が好きな人たちは、人と犬との切っても切れない関係がたまらないと言う。動物が全般に好きだという人たちにとっては、そのどちらでもいいようなものだが、最近は、都会の集合住宅に住む人たちがオーストラリアでは増えていて、犬は飼えないが猫ならOKという場所もあるので、猫を買う人たちが増えてきているという報告がでた。

猫専門の動物病院

オーストラリアのキャットオーナーたちに大変重宝がられているのが、猫専門の病院。数が少ないがオーストラリアの各首都にいくつかオープンした。最も大きな規模の猫専門病院は、シドニー大学の付属キャットセンター。実はこのセンターには、ヴァレンタイン・チャールトン・キャットセンターの名前が付いている。これは、1993年に、キャットラバーであるヴァレンタイン・チャールトン夫人がなくなった際に、彼女の遺志で、夫人が所有していた土地の売却費用280万ドル(約2億7千万円)をシドニー大学の獣医学部に寄付、その資金で建設されたから。チャールトン夫人が如何に猫好きだったかがしのばれるというもの。大学のティーチングホスピタルも兼ねているこのセンターでは、猫専門医師が教育されている。また、猫を連れた一般の患者も数多く訪れ、猫専用の様々な医療器械やオーストラリアのトップレベルの猫専門医師から治療を受けることができる。皮肉なのは、このセンターで、一体何の病気で連れてこられる猫が多いのか聞いたら、高度な手術を要する病気ではなく、オビ―シティー、つまり異常肥満だというから、猫も最近のオーストラリア人たちのライフスタイルとを反映している。

お行儀のよいオーストラリアの猫

オーストラリアの猫愛好家の間で今大流行なのが、猫のトイレットトレーニング。これは、人間の子供のトイレトレーニングとメソッドはほとんど変わらない。尿用砂が入った箱を少しずつ高いところに置いて、最終的にはトイレカバーの中に砂の入ったバケツのようなものを置き、猫たちをトイレに行く習慣をつける。この方法だと砂を取り替え無くても済むし、ちょっと家を空けたときにも家の中に臭いがこもらない。猫の個性や学習能力にもよるからトレーニングの期間は2週間から3ヶ月まで色々だという。ということで、オーストラリアの猫好きがリタークイターという猫のトイレトレーニングのキットまで作ってしまった。これは、サイズの異なるトレーニングのディスクを使うもので、最初は、トイレ用砂の入ったトイレの大きさのもの、それから少しずつ穴の大きくなったディスク、最終的には、トレーニング用のディスクを入れなくても猫がトイレに行くようになるというもの。パッケージの中に説明のためのDVDが入っている。今世界中で大人気になっている。

オーストラリアの猫はテレビ好き

オーストラリアの猫愛好家に人気なのは、このトイレトレーニングキットだけではない。キャットサイズ・エンターテイメントは、獣医師も勧めるほど。猫はTVが好きだという理論から出来た猫用エンターテイメントビデオ。このビデオには、猫の好きな鳥や、ネズミや、魚や昆虫などが画面一杯に現れるらしい。室内で暮らしている猫に、外の世界を見せることで、彼らの退屈さを紛らわせ、精神的なケアをすることができるという。このビデオを見せたら、猫たちが信じられないような反応を示したと製造元には多くの手紙が寄せられていると聞いた

さて、猫派のあなたはオーストラリアで生まれた特別の猫を聞いたことがあるだろうか。オーストラリアミスツは、オーストラリア生まれの猫として始めて純血種として公認された。バーミーズとアビシニアンとオーストラリアドメスティック・キャットであるショートヘアーキャットなどがミックスされてできた血統で、愛情深いバーミーズの性格と、聡明なアビシニアンと、活気のあるオーストラリア猫の気質が受け継がれている。オーストラリアンミスツは、完全な室内猫だが、訓練しだいで犬のようにリードをつけて散歩をすることもできるという。この猫はまた人間とのインタラクションをより好み、近くにいる人間の膝にすぐ乗ってしまうほどだ。

休暇も安心

私の知り合いに、犬や猫を飼いたいが、出張がちだから控えているという人たちがいるが、彼らはちょっと情報が遅れている。オーストラリアには、そんな人たちのための様々なサービスが存在しているからだ。こんな話が、オーストラリアの大新聞に載っていた。海外でのホリデーを予定していたある夫婦は猫を心配していた。彼らの猫たちは甘えん坊でいつも夫婦が赤ん坊のように抱いていたからだった。二人は、キャトリエと呼ばれるキャットシッターに相談したが、猫たちを抱くのはエキストラのサービスで、追加料金がいるといわれた。そこで、彼らはオーストラリア全国にネットワークを持つハウス・マインディング・エージェンシー(留守宅管理会社)を訪ねた。そこで紹介されたのは、猫好きな公務員。その公務員は夫婦がホリデー中ずっと家にいてくれて、家の掃除もして、二人の猫を十分に甘やかせてくれることを約束した。もちろん、長期で出かける人たちに人気なのはこのようなハウスマインディング・サービスだけではない。デラックスは猫用のボーディング(ホテル)も数々ある。このようなボーディングの場所では、一匹ずつの大きなケージだけでなく、日中、猫たちが外に出て日向ぼっこが出来る場所や、散策できる猫用の庭などがフェンス付で作られている。またこの庭で、キャットハンドラーたちが一緒に遊んでくれるところもある。

オーストラリアン・ミスツ

さて、猫派のあなたはオーストラリアで生まれた特別の猫を聞いたことがあるだろうか?その猫は「オーストラリアン・ミスツ」という。オーストラリアン・ミスツは、オーストラリア生まれの猫として、初めて純血種として公認された。パーミーズとアビシニアンとオーストラリアのイエネコのショートヘアがミックスされてできた血統で、愛情深いバーミーズの正確と、聡明なアビシニアンと、活気のあるオーストラリア猫の気質が受け継がれている。オーストラリアン・ミスツは、完全な室内猫だが、訓練次第で犬のようにリードをつけて散歩をすることもできるという。この猫はまた人間とのコミュニケーションをより好み、近くにいる人間のひざにすぐ乗ってしますほどだ。

猫と自然を守る "囲い"

オーストラリアの生態系を荒らすと猫を敵のように思っている人たちも多いが、それは飼い方だと専門家たちは語る。例えば、オーストラリアでは猫は必ず夜外に出さないようにと指導される。夜更けから明け方にかけてハンティングに行くからだ。彼らがハントするのは主に夜行性の小型の哺乳類が多い。鳥たちも被猫の被害にあう。したがって、オーストラリアでは猫好きな人々に猫と自然との共生を呼びかけて、様々な形のアウトドアのエンクロージャー(囲い)が売られている。アデレードにあるキャットケージズ・オーストラリア社は、猫好きが高じて猫のブリーダーに。ついでに猫たちが安全に歩き回れるエンクロージャーを作ってしまった。特に子猫が家の周りを歩き回って交通事故にあうこともあるし、オーストラリアには多くの毒蛇もいるので、エンクロージャーは猫の安全にとっても大切なもの。このエンクロージャーを持つ家では、ドアに小さな猫用ドアを付けて、そこから猫たちは自由にエンクロージャーへ行くことができる。囲いはスチールのメッシュで、移動可能。キャットケージ・オーストラリア社のオーナー夫妻は珍しい、ブルーバーミーズやダフィーネ・マジックバラフライ種のブリーダーとして数多くのベストインショーを獲得、世界中にその子供たちを輸出していると聞いた。人様のお役に立ちながらビジネスをして更に大好きな猫のブリーディング。うらやましい限りである。

責任ある飼い主

さて、オーストラリアには、日本流の野良猫が大型化して森に棲んでおり、それらをフェロルキャットと呼ぶ。これらのフェロルキャットは、攻撃的でオーストラリアの自然を破壊する害獣となっている。したがって、夜に猫を外に出さないだけでなく、猫の去勢、森に猫を捨てないこと、十分な食べ物を猫に与えること、猫にIDをつけること、家を留守にする時には、必ずボーディングに預けるか、責任ある人に世話をしにきてもらうことなど、責任ある猫の飼い主としての約束事が常にPRされている。