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愛犬の友・オーストラリアニュース (by ハイランド真理子) |
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〜2007年8月号〜 本誌でも知られるドッグフォトグラファーのデビッド・ダーシーが、今年、ヴェッツ・ビヨンド・ボーダー(VBB )という、獣医師のチャリティー団体の要請でインドを訪れて、彼の地の犬たちの写真を撮影、現在その彼の展覧会「ストリートドッグス・オブ・インディア」が彼の住むカトゥンバのギャラリーでオープンされ、その後、展覧会は、半年間、オーストラリア全土で巡回され、その後海外で開催されることになっている。デビッドは、「今回の撮影の旅は、精神的・肉体的な自分の限界を、常に試される旅でした」と語る。「飛行機を降り一歩降り立った時から、インドには、想像を絶する世界がありました。そこには、人間にとっても犬たちにとっても、生と死の過酷な世界が同居していて、カメラを向ける僕の目の前で、犬たちが死んでいくのを何度も目撃し、言葉に出来ないほどの衝撃を受けました。しかし、と同時に、そこから目を背け、我々の安逸な世界に戻ってしまったら、我々はいつまでも、その希望のない状況から抜けられないことも知りました。僕の役目は、 VBB とともに、ここの凄惨な状況を伝えることで、少しでも世の中の役に立つことではないかと思いました。それにしても、これまでの人生観が全く変わってしまったことは確かです」と語っていた。 ヴェッツ・ビヨンド・ボーダー(VBB )は、オーストラリアをベースにする、獣医たちのボランティア団体で、アジア太平洋地区を中心に、動物のウエルフェア(福祉)や、それに関するヘルスプログラムなどの啓蒙活動をしている。現在の彼らが行う優先プロジェクトは、 WHOの調べで 4億頭とも言われる野良犬たちのプロジェクト。 WHO は、例えば、インドだけでも、年間狂犬病の野良犬に噛まれて死ぬ人たちの数は、何と3 万人にも上るといわれている。したがって、未開発国の役人たちは、健康な犬も含めて、無差別に、しかも大量に殺戮しているという悲しい事実がある。VBB は、こうしたことが日常的に行われている地区での狂犬病予防注射や、この地域の獣医たちの教育や訓練を実施している。 デビッド・ダーシーの写真展のオープニングには、多くの人々が訪れ、オーストラリア国内でも、恐らく大きな話題を巻き起こすだろうと思われるが、ニューヨーク、ロンドン、パリなど世界主要国でも開催されれば、彼の仕事、彼の気持ちを、世界中の人に伝えることができるに違いない。日本でも写真展が開かれることを期待したい。 |